入居までの仮住まいは不要 相鉄不動産がマンション購入者向け特約を提供

 相鉄不動産(横浜市西区)と相鉄不動産販売(同)は、8月に販売開始予定の新築分譲マンションの購入希望者向けに、入居までの間現在の自宅に住み続けることができる買い替え特約サービスを提供する。エリア内での住み替えと世代循環を促進する相鉄グループの取り組みの一環。仮住まいを必要とせず、資金計画を立てられるなど利点がある。

 対象物件は、相鉄線二俣川駅(同市旭区)南口に建設中の地上29階建てマンション「グレーシアタワー二俣川」(販売戸数400戸)。同マンション購入希望者が現在居住する自宅の売却を希望する場合、仮住まいなどを手配せず、現住地にマンション入居までの間住み続けることができるサービス。

 同マンションの入居時期は2018年6月下旬を予定。マンション購入と並行して自宅売却手続きを行う形で、マンション購入契約時に相鉄不動産販売と専任媒介契約を結ぶ。

 両社は「仮住まいを探す必要がなくなる上、売却金額を事前に確定できる利点があり、資金計画を立てやすくなる」と利点を説明。今後の沿線再開発でも同様のサービスの展開を検討しており、新たな沿線居住者の誘致と人口流出防止への取り組みに注力していくという。

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