ドゥーリトルがナショナルズのピッチング・ストラテジストに就任

メジャー11シーズンで通算463試合に登板した左腕ショーン・ドゥーリトルは、昨年9月に現役引退を表明した際、「野球をプレーするのは終わったが、野球に携わるのが終わったかどうかはわからない」と話していた。実際、ドゥーリトルと野球の関係は終わっていなかった。日本時間1月17日、ナショナルズはドゥーリトルが「ピッチング・ストラテジスト」に就任することを発表。ドゥーリトルは投手陣と分析部門の橋渡し役を務め、デーブ・マルティネス監督とジム・ヒッキー投手コーチをサポートしていくことになる。

現在37歳のドゥーリトルは2012年にアスレチックスでメジャーデビューし、2014年には61試合で2勝4敗22セーブ、5ホールド、防御率2.73の好成績を残してオールスター・ゲーム初選出。2017年7月にナショナルズへトレードされると、翌2018年にも43試合で3勝3敗25セーブ、1ホールド、防御率1.60の活躍を見せ、2度目のオールスター・ゲーム選出を果たした。

2019年には自己最多の29セーブを挙げ、ナショナルズの球団史上初となるワールドシリーズ制覇に貢献。2020年までナショナルズでプレーしたあと、2021年はレッズとマリナーズで合計56試合に登板したが、ナショナルズに復帰した2022年は左ひじの故障でわずか6試合しか投げられず、昨季はメジャーでの登板がなかった(マイナーで11試合に登板)。今季からは古巣ナショナルズで投手陣をサポートする役割を担う。

マイク・リゾGMは「ショーン・ドゥーリトルは常に、非常に才能のある投手だったが、球界で最も知的な人物の1人でもある。才能のある若手投手陣をサポートするために、彼をスタッフに迎えることができ、とても嬉しく思う」とのコメントを発表。ドゥーリトルは「ナショナルズとワシントンDCが大好きだし、自分にとって大きな意味を持つ球団の一員であり続けながら、新たな挑戦ができることを楽しみにしている」と意気込みを語った。

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