虎ノ門ヒルズステーションタワー エリア最大級の飲食ゾーンが誕生

港区の虎ノ門ヒルズステーションタワーに、エリア最大級となるレストランフロアがオープンしました。施設の誕生で街の「回遊性」が向上する中、食を通したさらなる街の活性化にも期待が寄せられています。

記者:「14年に及ぶ虎ノ門ヒルズ開発のラストを飾ったここステーションタワーに、ミシュランも認めるレストランなどが入る食の新エリアが誕生しました。これで施設全ての飲食店の営業が始まった形です」

去年10月に開業した駅直結の虎ノ門ヒルズステーションタワー、開業から3ヶ月が過ぎた1月16日、飲食店を中心とした新エリアがオープンし、世界のグルメを堪能できるようになりました。

ミシュランの「ビブグルマン」を獲得した、焚き火イタリアンとして知られる代官山のイタリア料理店の姉妹店では、イタリア語で「豚の丸焼き」を意味するポルケッタが味わえます。また、大阪でミシュラン一つ星を6年連続で獲得する「予約の取れない中華」として人気のお店の系列店も関東初出店。この店でしか味わえない丸鶏をまるまる使ったクリスピーチキンや、フォアグラを挟んだ最中などが提供されます。虎ノ門ヒルズにお目見えした本格グルメの新エリアに、シェフたちも意気込んでいます。

Lien 塚本シェフ:「街全体が虎ノ門のアミューズメントパークみたいな形になっているので、いま一番勢いのある虎ノ門だと思うので、フランス料理を食べたこと無い人もフランス料理をいつも食べている人も、フランス料理ってこんな感じなんだというのを楽しんでもらえたらなと思っています」

新たな飲食ゾーンの誕生に、街からは歓迎の声が…。

虎ノ門近辺で働く人:「いろいろな食文化とか食べ物とか身近にできるようになったので、すごくいいかなと思います。豪華にしたいなという時は使うかな」
虎ノ門に住む人:「(以前は)サラリーマン向けのお店ばっかりだったけど、いろいろい選択肢が増えて良いと思います」「食べるところがね、この近辺決まってましたから、近場にできてよかった」

進化を続ける虎ノ門の街。その中心を担う虎ノ門ヒルズでは、14年の歳月を掛けて4つのタワーが完成。再開発に伴い、かつて街の東西を分断していた大きな幹線道路の上に歩行者デッキが整備され、4棟全ての行き来がしやすくなったことで街の回遊性が向上しているようです。さらに今回の飲食エリアの誕生で、「食を通した街の活性化」にも期待がかかります。

森ビル担当者:「虎ノ門ヒルズが一体的な食のつながりの街にこれからどんどんしていきたい。本当にアクセスもいいですし、非常に回遊性も上がっています。食事会から記念日のパーティですとか、いろいろなシーンで楽しんでいただきたい」

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