横浜市立小でプール水3日間流出 損害58万円、教諭に賠償求めず

 横浜市立永田小で昨年8月、教諭が25メートルプール約5杯分の水を出しっ放しにするミスがあったことが17日、市教育委員会への取材で分かった。水道代約58万7千円の損害が生じたが、市教委は給水や止水時の手順書の作成を学校側に指示していなかったことなどから、教諭に損害賠償請求はしない。

 神奈川県では昨年、川崎市立小でも同様のミスがあり、川崎市が水道代の半額分約95万円を教諭と校長に請求。撤回を求める署名運動が起きていた。

 横浜市教委によると、昨年8月17日、教諭がプールに給水を開始し、栓を閉め忘れたまま出張に出た。別の教諭が気付くまで約3日間、約812立方mの水が流れた。

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