「後世に伝える」阪神淡路大震災から29年 広島でも犠牲者を追悼

阪神淡路大震災の発生から29年です。広島でも灯ろうに火をともして犠牲者を追悼しました。

原爆ドーム前の元安川河川敷には全国から集まったおよそ300個の灯ろうが並べられました。

震災で同級生を亡くした人や、西日本豪雨で被災した人が集まり、灯ろうに火を灯しました。

当時大学生だった息子を震災で亡くした広島市在住の加藤りつこさんが、きのう神戸市で分灯した種火が、広島に届けられました。

そして、地震が発生した午前5時46分、祈りが捧げられました。

参加者 内藤達郎さん「能登半島地震と津波を間の当たりにして阪神淡路大震災が遠くて新しい記憶として蘇ってきた。後世に伝えて、防災を伝えることになれば意義のあることと思う」

広島で阪神淡路大震災の犠牲者を追悼するこの行事は、ことしで4年目です。

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