房総ジビエ 腕前競うコンテスト 千葉県

房総ジビエ 腕前競うコンテスト 千葉県

 千葉県内で捕獲したイノシシやシカの肉を使ったジビエ料理の腕前を競うコンテストが1月16日、千葉市内で開かれました。

 6回目となる「房総ジビエコンテスト」は、「お店で食べるワンランク上の食事」をコンセプトに開かれました。

 32件の応募から最終審査に残ったのは、県内などに店を構える4人のシェフの料理で、イノシシの肉と、イノシシの好物である栗やタケノコを1皿に乗せてストーリー性を演出した料理や、鹿肉を使ったすき焼きなどがその場で調理されました。

 実食での審査の結果、最優秀賞には、県産の根菜を使用し赤ワインソースで仕上げた「イノシシのカネロニ仕立て」が選ばれ、佐倉市でフランス料理店を営む兼坂英司さんに熊谷知事から表彰状が贈られました。

 また、この日はJR千葉駅の利用客らにも料理の試食が配られました。

 県によりますと、イノシシやシカなど野生鳥獣による農作物の被害額は昨年度、約2億7000万円に上っていて、県はその対策としても「房総ジビエ」の普及と消費拡大に力を入れたい考えです。

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