佐賀県がコラボ企画「いちごさんどう2024」 「いちごさん」を都内でPR 多数のコラボメニューも

佐賀県産「いちごさん」のイチゴのミルクレープ

 佐賀県のブランドイチゴ「いちごさん」を用いた期間限定のスイーツが楽しめるコラボ企画「いちごさんどう2024」が15日、東京・表参道のカフェやレストランで始まった。果肉の中まで赤い見た目と、甘さと酸味の絶妙なバランスを生かしたメニューを提供し、ファン獲得と知名度アップを図る。3月31日まで。

 企画は3年目で、今年は最多の10店舗が参加する。高い人気を誇るタルトやパフェ、ミルクレープのほか、今回は「パステル表参道店」が「いちごさんどア・ラ・モード」(1200円)として初めてプリンを提供する。「YONA YONA BEER WORKS青山店」ではイチゴのピューレとスパークリングワインを合わせた「いちごさん しゅわしゅわ」(1200円)も味わえる。

 15日に参加店舗であった記者発表では、山口祥義知事とJAさがの楠(くす)泰誠(やすのぶ)組合長、県いちご部会の山崎治部会長が出席。タレントの矢吹奈子(なこ)さんがゲストで登場し、山口知事から応援サポーターに任命された。矢吹さんは「中まで真っ赤。おしりから食べて最後に甘さを感じたいと思っていたが、一口目から甘さが来た」と絶賛した。山口知事は「(福岡や栃木から)イチゴの盟主の座を取りにいきたい」と意気込んだ。

 この日は都内の日本橋と銀座のデパートでも「いちごさん」をPRした。今季は過去最多となる約5500トンの出荷を予定している。夏場の豪雨を除けば秋以降は好天に恵まれ、出来がいいという。(大橋諒)

つぶつぶ「いちごさん」ソーダ
佐賀県産「いちごさん」を使った「いちごさんどア・ラ・モード」
「いちごさんどう2024」をPRする山口祥義知事(左から2人目)と矢吹奈子さん(同3人目)。右端はJAさがの楠泰誠組合長、左端は県いちご部会の山崎治部会長=東京都渋谷区

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