キヤノン、「RFシネマレンズ」発売日決定。高い光学性能と豊かな映像表現が可能なプライムレンズシリーズ

キヤノンは、RF PRIME Lensシリーズの「CN-R24mm T1.5 L F」「CN-R35mm T1.5 L F」「CN-R50mm T1.3 L F」「CN-R85mm T1.3 L F」を2024年1月25日に発売する。 以前、2024年1月下旬発売としていたもの。 ラインナップとその他製品の発売日は以下の通り。

  • CN-R14mm T3.1 L F:2024年2月下旬
  • CN-R20mm T1.5 L F:2024年3月下旬
  • CN-R24mm T1.5 L F:2024年1月25日
  • CN-R35mm T1.5 L F:2024年1月25日
  • CN-R50mm T1.3 L F:2024年1月25日
  • CN-R85mm T1.3 L F:2024年1月25日
  • CN-R135mm T2.2 L F:2024年4月下旬

RF PRIME Lensシリーズの7機種(焦点距離:14/20/24/35/50/85/135mm)は、RFマウントを採用したデジタルシネマカメラ「EOS C70(2020年11月発売)」と「EOS R5 C(2022年3月発売)」に対応したレンズ。RFマウントの通信プロトコルに対応し、従来機種と同様に倍率色収差補正・周辺光量補正・デュアルピクセルフォーカスガイドがカメラ側で行えるほか、新たに歪曲収差補正も実現。これにより、撮影現場だけでなく、撮影後の編集作業においても効率的な映像制作を支援するという。

N-R85mm T1.3 L F(C70との組合せ)
12ピンの電子接点で高速・大容量のデータ転送が可能

新製品は、大口径非球面レンズや異常分散ガラスを用いたレンズを最適配置することにより、4K・8Kカメラに対応する高い光学性能を実現。また、フルサイズ・ラージフォーマットセンサー対応と明るいT値の実現、11枚の絞り羽根の採用により、浅い被写体深度と円形に近い自然なボケ表現や柔らかな映像表現が可能。さらに、シリーズ共通でカラーバランスを統一しているため、同一シーンの撮影でレンズ交換を行う際に色味の調整などの手間を軽減できるという。

操作リングに適度なトルク感を持たせることで、シネマ撮影に求められる緻密かつ粘りのある操作性を実現。また、シリーズ共通設計により、全機種間で操作リングのギア位置や前玉径、回転角(操作角度)などを統一しているため、マットボックスや外付けのフォーカス調整用アクセサリーなどの取り付け位置を、機種ごとに調整する必要なくスムーズなレンズ交換が行える。マウント付近には手になじみやすいローレット加工を追加することで、レンズ着脱時に操作リングを持つことなく確実な保持が可能としている。

プロが求める緻密なフォーカシング操作が可能

© 株式会社プロニュース