不明の乗組員1人を捜索 貨物船から海に転落か 広島・福山市沖

広島県福山市の沖合に停泊している貨物船で、乗組員1人が行方不明になり、海上保安庁は、海中に転落した可能性があるとみて捜索しています。

現場は福山市沼隈町能登原にある阿伏兎灯台から南に約4キロの沖合です。

福山海上保安署によりますと、17日午前11時ごろ、韓国籍の貨物船「プルート」(総トン数4608トン)から「乗組員1人が行方不明になっている。海中に転落した可能性がある」と第六管区海上保安本部に無線で通報がありました。

行方不明になっているのは、ミャンマー国籍で20代の男性乗組員で、オレンジ色の上着に黒いズボンを着ていたということです。海上保安庁は、巡視艇2隻とヘリコプター1機を出して、現場周辺の海域で男性の捜索に当たっています。

貨物船は男性を含め、合わせて13人が乗船していて、11日午前7時ごろ福山港を出発し、韓国に向かっていましたが、同日午前7時40分頃にエンジントラブルのため航行不能となり、停泊中でした。17日にタグボートで曳航して、改めて韓国に向けて出発する予定だったということです。

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