外国籍の得点アップだけじゃない! ハピネッツ好調の要因をスタッツから探る

プロバスケットボールBリーグ1部(B1)のバイウイーク(休養週、BW)が明けた昨年12月以降、秋田ノーザンハピネッツは快進撃を続けている。BW前は3勝11敗と降格さえ危ぶまれていたが、BW後は11勝3敗と大きく勝ち越し、通算では14勝14敗と東地区4位につける。BW前後の各14試合のスタッツ(記録)を比較・分析しながら飛躍の要因を探る。
(デジタル編集部・喜田良直、斉藤賢太郎)

秋田魁新報社は、Bリーグ公式サイトから取得したBW前のハピネッツのスタッツを分析し「外国籍等選手」(帰化・アジア特別枠を含む)のチームへの貢献度が極めて低いことを指摘。日本人選手の得点はリーグトップクラスであることから、「外国籍等のてこ入れがチーム浮上の鍵を握る」と提言した。

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苦戦が続くハピネッツ 日本人の得点力はリーグトップクラスなのに「外国籍で優位保てない」?

その後、チームは動いた。攻守両面で力量不足があらわになったクロケット、ベイカーの両外国籍選手との契約を解除。ティルマン選手との短期契約を経て、新たにライスナー選手、カーター選手を獲得した。欧州で実績を残してきたライスナー選手は初のBリーグ挑戦、カーター選手は2019~20、20~21年シーズンにハピネッツに在籍した経歴を持つ。アジア特別枠の王偉嘉選手の契約は継続した。

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