CP+、新進写真家を発掘する「ZOOMS JAPAN 2024」のショートリスト8名決定

カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+」は、昨年8月よりプロの写真家を目指す方を対象に開催していた「ZOOMS JAPAN 2024」において、応募総数212作品の中から、ショートリスト8名を決定した。

なお、グランプリ・準グランプリは2月19日に発表する。グランプリ・準グランプリ受賞作品はCP+2024(2024年2月22日~25 日、パシフィコ横浜)の会場で展示され、同年10月にパリで開催される写真映像機器ショー「Salon de la Photo」の会場でも展示される。

さらに、受賞者は同イベント期間中に現地パリに招待され、フランス写真界関係者と交流することができる。

CP+は、フランスのフォトコンテスト「Les Zooms(主催 Salon de la Photo)」に賛同し、日本の写真家の世界進出を応援するため、2015年からZOOMS JAPANを開催している。

総評

プロジェクトディレクター、速水惟広氏は次のように総評した。

速水氏:今年、ZOOMS JAPANでは日本人3名そして海外審査員3名、トータル6名による審査を行いました。キュレーター、ギャラリスト、編集者など「写真」というメディアを扱いながらも異なる分野で活躍するプロによる審査。自身の作品が国外からの視点も含めて、どのように見られるのか。そこへの期待を表すかのように、応募された作品のジャンル、さらには応募者の年齢、性別、あるいは国籍も多様性に富むものでした。

200を超える作品の中から審査によって30名まで絞られ、さらにそこから選ばれたのが今回発表するショートリストの8名です。異なる視点を持つ国際色豊かな審査員同士の議論はとても豊かな時間でした。おめでとうございます。

ショートリスト選出作品

(応募者名/作品のテーマ)

遠藤励/僕はその血が美しいと思った。

駒瀬由宗/NEW NATURE

柴田早理/Anthropocene Plastics

田所拓馬/写継ぎ

豊吉雅昭/ある緑内障罹患者の見え方

畑直幸/Perigee and Apogee

日熊彩乃/家族でファミレスに行ったことない人としか結婚したくない。

山西もも/光の王国

審査員

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