辛い咳やのどの痛み・イガイガに!つくりおき「ハチミツ大根」の意外な効果

インフルエンザや風邪にかかってしまったときの大きな味方!

「インフルエンザや風邪をひき、喉の痛みや咳で苦しさを感じたときは、ぜひハチミツ大根を試してみてください。殺菌効果のあるハチミツと、消炎効果のある大根の組み合わせの相乗効果で喉のイガイガがしずまり、驚くほど効果を感じられます」

こう話すのは、栄養士で食のアドバイザーの成田和子さんだ。

そもそもハチミツにはフラボノイドやポリフェノールが含まれ、これらの成分には炎症を抑える働きがある。そして、水分を保持する保湿効果に加え、とろりとした粘りが喉の粘膜を保護してくれる。

また、大根の辛味成分のアリルイソチオシアネートには抗炎症作用があり、喉の粘膜の炎症を抑える効果がある。ジアスターゼには、消化不良を解消し、胃酸の分泌をコントロールする働きがあるので胃腸にもやさしい。

「このハチミツ大根にビタミンCが豊富なレモンをプラスすると、免疫力を高める効果のほか、リモネンという成分の抗酸化作用も加わり、効果がさらにパワーアップします」(前出・成田さん)

■ハチミツ大根の材料に塩味を加えて副菜にも

作り方は、とにかくかんたん。およそ5分でできる。

【基本のハチミツ大根】

<材料>
大根 4~5cm、レモン 2分の1個、ハチミツ 適量(材料がひたひたになる量。100g程度)

<作り方>
(1)大根は皮をむき、1~1.5cm角のさいの目切りに。レモンは薄く半月切りに。
(2)熱湯消毒した容器に大根とレモンを入れ、材料がひたるくらいにハチミツを注ぎ、冷蔵庫で半日ほど置く。
(3)出てきたシロップ大さじ1~2にお湯約150mlを注いで飲む。 ※大根の水分が出るので少し大きめの容器を使うとよい。

まるごと材料を食べられるこちらも紹介しておこう。

【ハチミツ大根の副菜】

<材料>
大根 4~5cm、レモン 2分の1個、ハチミツ 大さじ2、塩 小さじ2分の1

<作り方>
(1)大根は丸い面を縦四等分に切り、薄切りに。塩を加えて混ぜ、10分ほど置き、水気をしぼる。
(2)レモンを半分に切り、半分は薄切りに。残りは果汁をしぼる。
(3)保存袋に(1)と(2)を入れ、空気を抜いて口を閉じてもみ、冷蔵庫で数時間冷やす。

両方とも冷蔵庫で2~3日作り置き可能。

これで、咳も喉の痛みも解決だ。

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