能登半島地震で被災した中高生を支援 高松市の学習塾が無料オンライン講座「1人じゃないと伝えたい」

能登半島地震で被災した中高生の学びをサポートしようと、高松市の学習塾が塾のオンライン講座を無料で受講できる取り組みを行っています。

高松市の学習塾「濱川学院」では普段から生徒がオンラインでも受講できるよう授業の様子を録画して配信しています。このオンライン講座を、能登半島地震の影響で避難生活をしたり、学校や塾に通うのが難しくなったりしている被災地の中高生が無料で受講できる取り組みを始めました。

(濱川学院/濱川武明 学院長)
「受験を目の前に控えるという不安なところであの地震。自分が大学生の時に阪神・淡路大震災を被災しているので、真っ先に彼らの状況が想像ついたんですよね」

地震のあと、学院長の濱川武明さんはすぐにスタッフと準備を始め、発災翌日の1月2日にはこの取り組みをスタートさせました。これまでに、2人から問い合わせが来ているということです。

(濱川学院/濱川武明 学院長)
「特に今、大学入学共通テストが日曜日に終わったばかりなんですけど、これを受けてどういう出願にするべきかとか、自分の受験、人生どうなるんだろうということについてもお話を聞いてあげたいし、少しでも1人じゃないということを伝えたいと強く思います」

オンライン受講に関する問い合わせは、塾のホームページなどで受け付けています。

期間は3月末までとしていますが、4月以降も継続してサポートする方針だということです。

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