宮城・柴田町殺人事件 証拠隠滅罪などに問われた夫婦に有罪判決

2023年4月、宮城県柴田町の住宅で男性が殺害された事件で証拠を隠滅した罪などに問われた夫婦に対し、仙台地裁は懲役3年執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

大河原町の無職、松野新太被告(49)と妻のみき子被告(44)は2023年4月、柴田町の住宅で住人の村上隆一さん(当時54)が殺害された事件で、凶器の包丁を燃やして土に埋めるなどした証拠隠滅の罪などに問われています。

12月の初公判で2人は起訴内容を認め、村上さんを殺害した罪で起訴された村上敦子被告(48)から経済的な支援を受けていて断れなかったなどと話していました。

17日の判決で仙台地裁の東尾和幸裁判官は、証拠隠滅の罪について「凶器という重大な証拠を隠滅。刑事責任は重い」と指摘しました。

一方で「反省の態度を示し前科が無いことから社会内で更生すべき」として、2人に対し懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。

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