石川県の18日(木)は雨の一日 能登は土砂災害に警戒を 週末も再び雨に

 きょう(水)の石川県は、青空の広がった地域が多くなった。けさは輪島などで今季一番の冷え込みだったが、最高気温は3月上旬~中旬並みまで上がった所が多い。ただ、天気は下り坂で、今夜遅くには雨雲がかかり始める所がある見込み。あす18日(木)日中は雨の降る時間が長くなるため、能登は土砂災害に警戒が必要だ。

雨雲広がる

 あす(木)にかけては、前線が北陸にのびて次第に南下する見込み。このため、石川県は今夜遅くから雨の降り出す所があり、あす(木)夕方まで本降りの雨となる所がありそうだ。地震の影響やこれまでの降水で地盤が緩んでいる所があるため、能登はあす(木)昼前~夜遅くにかけて土砂災害に警戒が必要となる。

 あす(木)朝の最低気温は、輪島で6℃、金沢で7℃と4月上旬~中旬並みで、各地とも冷え込みが緩みそうだ。日中も、雨のわりには気温が高めで、石川県は10℃前後まで上がる見込み。ただ、加賀の山地など積雪が多くなっている地域は雪解けが進むため、なだれや落雪に注意が必要だ。

 石川県の雨はあす(木)夜遅くには止み、19日(金)は雲が多めながら多少は晴れ間がありそうだ。朝の冷え込みは弱く、日中も平年並みの8℃前後まで上がる見通し。ただ、週末は再び雨雲が広がり、土曜日昼前~日曜日の午前中は冷たい雨が降る見込み。なお、来週の前半は上空に寒気が流れ込み、24日(水)ごろは平地でも雪が積もるくらい寒さが厳しくなりそうだ。

(気象予報士・高橋和也)

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