【ペットの高齢化】シニア飼い主がおさえるべき健康管理と注意点

ペットとともに歳を重ねる喜びは、特別なものです。

ただ、ペットの高齢化が進むと、健康面での課題が浮かび上がるため、健康ケアにより一層注意する必要があります。

今回は、シニア飼い主へ向けて、ペット高齢化の現状・健康管理のポイントと注意点を解説します。

ペットの長寿化は進行中、平均寿命は犬14.2歳・猫14.7歳に

アニコムホールディングス株式会社の「家庭どうぶつ白書2023」によると、犬猫ともに過去最長の平均寿命になったとの調査結果がでました。

犬の平均寿命は14.2歳、猫は14.7歳であり、グラフを見てみると右肩上がりに長寿化が進んでいることがわかります。

また、平均年間診療費診療費が4倍以上に増加したという結果がでていました。

  • 犬が1歳のときの年間診療費:平均50,956円→15歳になると239,810円(=4.7倍)
  • 猫が1歳のときの年間診療費:平均40,593円→15歳になると181,132円(=4.5倍)

家庭どうぶつ白書2023には、高齢化したペットに多い病気などの情報をはじめ、ペットとの健康的な暮らしを考えるために役立つデータがありますので、参考にしてみてください。

ペットの高齢化、健康対策と注意点は?

ペットの高齢化にともない、特に健康対策が欠かせないことは以下です。

1. 高齢化による身体的変化への理解(関節痛・視力低下など)2. 適切な栄養摂取と食事管理(消化器官の機能低下に注意)3. 疾病予防と早期発見(定期的な健康診断や予防接種)4. 快適な生活環境の整備(段差・床材・寝床など)5. 心のケアとコミュニケーション(ストレス対策など)

それぞれの健康対策の方法と注意点をみていきましょう。

①高齢化による身体的変化への理解(関節痛・視力低下など)

高齢期のペットは、関節がこわばる・動きが鈍くなく・視力が悪くなるなど、さまざまな変化が起こります。

身体的変化を理解し、定期的な健康チェック・ゆっくりなペースでの散歩・運動をしていきましょう。

②適切な栄養摂取と食事管理(消化器官の機能低下に注意)

高齢期のペットには、栄養バランスのとれた食事が欠かせません。

老化とともに消化器官機能は低下します。

そのため、消化しやすい食事・低エネルギーながらも豊富な栄養素を含む食事を用意しましょう。

獣医師に相談しながら、食事メニューを決めると安心です。

③疾病予防と早期発見(定期的な健康診断や予防接種)

ペットが高齢になるにつれて、病気にかかりやすいなどの健康リスクが高まります。

定期的な健康診断・予防接種を受け、はやめに健康問題を発見・早期治療ができるようにしましょう。

④快適な生活環境の整備(段差・床材・寝床など)

ペットの生活環境も、高齢化にあわせて調整が必要です。

階段の段差の工夫・滑りにくい床材に変える・暖かい寝床など、ペットが快適に過ごせる環境を整えましょう。

⑤ 心のケアとコミュニケーション(ストレス対策など)

高齢期に入ると、ペットもストレス・不安を感じ、健康に影響することもあります。

穏やかな声で話しかけ、愛情をたくさん注いであげて、ペットの心の健康を考慮していきましょう。

ペットとの特別な絆を大切に、健康ケアをしていこう

ペットの高齢化について、長寿化の内容・健康対策を紹介しました。

ペットの高齢期を想像してみると、シニア飼い主とペットとの絆がますます深まっている時期の人も多いはず。

ペットとともに歩んできた年月は、かけがえのない貴重な思い出です。

高齢期に入るペットへ更なるサポートと愛情を注ぎ、健やかな高齢期を迎えましょう。

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