アジアカップで天国から地獄、主審のジェスチャーでゴール取り消しと勘違い…実はゴールで黒星スタートに

[写真:Getty Images]

アジアカップ2023のグループFの第1節、サウジアラビア代表vsオマーン代表の一戦は劇的な幕切れとなった。
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サウジアラビア有利と見られた一戦だが、先制はオマーン。10分過ぎに獲得したPKを沈めた。そこからボールを支配するサウジアラビアだったが、同点ゴールが遠い展開に。それでも78分にようやく追いつくと、後半アディショナルタイムの96分にドラマが待っていた。

左CKの場面で、キッカーのアブドゥラフマン・ガリーブのクロスをアリ・ラジャミが頭で競ったボールがゴール方向に向かうと、アリ・アルブラシがダイビングヘッドで叩き込んだ。一度はオフサイドの判定になったものの、VARのレビューの結果、最終的にゴールが認められることとなった。

だが、この場面でスタジアムには大きな混乱が起きることに。VARのレビューでゴールが認められると、主審は最初に左手を挙げてから、ゴールを示す右手でセンターサークルを指すジェスチャーを取った。

だが、選手たちはオフサイドだと思い込んでしまい、同点のまま試合を再開。勝ち越しゴールがなくなったと思ったサウジアラビアのサポーターたちも意気消沈となった。

主審はその後、改めて笛を吹いて選手たちにゴールと説明。事態を理解したサウジアラビアの選手たちが一転歓喜する一方で、天国から地獄へと落とされることとなったオマーンの選手たちは主審に抗議していた。

まさかの形でスコアが動いた試合は、そのままサウジアラビアが2-1で勝利。苦戦を強いられながらも白星スタートを飾った。

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