正月食品の検査、1つ以外すべて合格

新年が明けたばかりだが、香港は2月10日に春節(旧正月)を迎える。これに先駆け政府食物安全中心(CFS)は香港域内で販売される「旧正月向け食品」のサンプル検査を2回実施すると発表、1月16日に第1回の結果を公表した。小売店、オンラインショップから採取したサンプル約420個について着色料(スーダンレッドなど)や防腐剤、金属、サルモネラ菌などの微生物、脂肪、塩分、糖分などの含有量を測定したところ、1つのサンプルを除きすべて基準を満たしており合格となった。検査対象となった食品は、年●(中華風もち)、ダイコンもち、白玉だんご、揚げゴマだんご、スイカの種、ナッツ類、キャンディー、海産物の干物などだ。不合格だったサンプルは、パック入りの生湯葉(製品表示違反)だという。春節まではあと数週間あるため、今後、第2回の検査結果を適時公表することになっている。香港では政府機関の食物安全中心が定期的に食品の安全基準について検査を行っており、毎年、中秋節の月餅、上海ガニなど、旬の食材にはとりわけ注目が集まる。【●=米へんに羹】

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