能登半島地震の被害は岐阜県内でも 高山陣屋や文化財などが損傷 高山市と飛騨市で震度5弱の揺れ 

能登半島地震で岐阜県内でも被害が確認されました。

高山陣屋や文化財などが損傷していて、県はほかに被害がないか情報収集を進めています。

能登半島地震で、岐阜県内では高山市と飛騨市で震度5弱の揺れが観測されました。地震の影響で、観光スポットとして知られる高山市八軒町にある国の史跡「高山陣屋」では、3階の居間のしっくい塗りの内壁が約15センチほどひび割れしたほか、書物蔵では外壁の隅が5センチほどはがれる被害がでました。

(高山陣屋・松山真也所長)
「軽微とはいえ早期に直したい」

また飛騨市宮川町の「飛騨みやがわ考古民族館」では、展示されていた縄文土器が地震の揺れで落下し、県の重要文化財8点を含む10点が破損しました。

現在、この施設は冬季休館中で春の開館までに修復作業などを行う予定だということです。県は市町村に対し、被害を発見したら連絡するよう呼びかけています。

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