全国の刀匠が手掛けた「お守り刀」/岡山高島屋で展示会/1月22日まで【岡山市】

子どもの健やかな成長や家族繁栄などの願いを込めたお守り刀の展示会が1月17日、岡山市の岡山高島屋で始まりました。22日まで開かれます。
会場には全国の刀匠が作った短刀や脇差しなどおよそ20点が並んでいます。
赤磐市の刀匠・上山陽三さんが手がけた脇差しは、穏やかに波打つ刃文の美しさに加え、刃文をつくる「沸(にえ)」と呼ばれる細かな粒が際立つ輝きを放っています。
熊本県の刀匠・木村光宏さんの脇差しは、荒々しささえ感じさせる「逆丁字」といわれる刃文が特徴です。拵(こしらえ)も見事で、銘木「鉄刀木(タガヤサン)」の緻密な木目を生かすため、あえて漆を薄く塗っています。
一振りの刀は完成までに、刀匠のほか、刀身の手元にはめる金具・ハバキを作る白銀師、拵の鞘を作る鞘師などさまざまな職人の手を経ており、こうした職人たちの洗練された技術にも目を向けてほしいということです。

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