JR京葉線ダイヤ改正 幕張新都心の団体ら JRに“見直し”要望

JR京葉線ダイヤ改正 幕張新都心の団体ら JRに“見直し”要望

 JR京葉線の通勤時間帯の快速の運行を縮小するダイヤ改正を巡り、幕張新都心エリアの企業や団体らが1月17日、JRに対しダイヤ改正の撤回・見直しを求める要望書を提出しました。

 JR京葉線のダイヤ改正を巡っては、JRは当初、朝と夕方以降の通勤・通学時間帯の快速の運行をすべて各駅停車に切り替える方針でしたが、県や沿線市町などから強い反発の声が上がり、JRは16日、上りの快速2本の運行継続を表明していました。

 17日、JRに要望書や嘆願書を提出したのは、幕張メッセのほか、幕張新都心エリアの企業で構成する団体など合わせて5者です。

 5者は、今回のダイヤ改正は地域に大きな打撃で、地域の理解を得るプロセスを経ていないなどとして、ダイヤ改正の見直しや撤回を求めていて、JRからは「全体を見ながら柔軟に対応したい」と回答があったということです。

 また、一行は幕張新都心エリアのブランド力や資産価値の低下に強い懸念を示していて、なかでも幕張メッセの生稲芳博専務は、すでに、イベントの主催者から来場者や出展者の減少を懸念する声が複数届いていることも明かしました。

 そして、JRが16日発表したダイヤ改正の修正については次のように述べました。

 幕張メッセ 生稲芳博専務
「残念ながら幕張地域の関係者にとっては、大きな不安を拭うような内容にはなっていない」「JRにはさまざまな事情があると思うが再検討をお願いしたい」

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