【ひろしま男子駅伝】各世代のトップランナーたちが集結! 世代を超えたたすきリレーを沿道で応援しよう!【アナたにプレゼン・テレビ派】 

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材してお伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンする有田優理香アナウンサーが、1月21日に開催される全国都道府県対抗男子駅伝、通称「ひろしま男子駅伝」についてプレゼンします。

47都道府県の中学生から社会人までのトップランナーが、全7区間48キロを、ふるさとの思いをタスキに込めて走ります。各世代のトップランナーが広島に集う、通称『ひろしま男子駅伝』。広島県チームの14日の合同練習には、中学・高校の7人の選手が集まりました。目標は入賞圏内の8位以内です。

全国中学駅伝で、2区の区間賞を獲得した向陽中の大歳怜選手は、今回も区間賞を狙います。

■向陽中3年 大歳怜選手

「1年間この舞台を目指して頑張ってきたので、今は少し緊張はありますが、楽しみな気持ちです。」

一方、高校代表は、全国高校駅伝を走った世羅高校のメンバーです。地元への恩返しを誓います。

■世羅高校3年 坂口雄哉選手

「地元広島で走れるので、自分を支えてくださった身近な方々が、自分を見てくださると思うので、全力で走り抜けたいと思っています。」

中高生にとっては、幼い頃から地元広島で行われる大会なので、ここの代表に選ばれたいと意気込んで練習する選手も多いということです。

広島県チームのメンバー紹介!

中学生代表は、こちらの3人です。上述した大歳選手、そしてそのライバルの八本松中3年の中西選手。ライバルが同じチームで走るというのも、この大会の魅力です。

そして高校生代表は、世羅高校の4人が選ばれています。全国高校駅伝では13位、3年生の坂口選手は、全国高校駅伝で1区を走るも、区間27位と悔しい思いをしましたので、その悔しさを今大会にぶつけます。

そして、大学生・社会人ランナー3人は、経験豊富な実業団の相葉選手、そして大学生の2人は、箱根駅伝でも活躍した青山学院大学の倉本選手と、中央大学の中野選手です。それぞれ、箱根駅伝で区間賞を取ったことがあるランナーです。

駅伝をもっと楽しむ3つのポイント、ここにアーリー!!

1つ目は、『世代を超えたたすきリレー』です。ひろしま男子駅伝の最大の特徴は、1、4、5区を高校生、2、6区を中学生、3、7区を社会人・大学生が走ります。世代を超えたたすきリレーです。選手たちにとっても「お兄さん」たちの存在は大きく、世羅高校2年の本宮優心選手は「箱根駅伝を目指しているので、箱根駅伝で区間賞を取った選手の走り話を聞きたい」、伴中学校3年の大田蘭斗は「先輩たちは優しく、フォームを見て勉強したい」と、キラキラした眼差しで話していました。

広島県チームを率いる岩本真弥監督は「郷土の先輩とチームを組んで、間近で接することっていうのは、将来に向けて大きな刺激になるんじゃないか。将来への大きな励みにしてほしい。」と、話していました。

2つ目のポイントは、間近でトップランナーを応援することができます。選手にとっても応援は大きく、2023年にアンカーを走った中電工の相葉直紀選手は、「名前を大きな声で呼んでもらえると嬉しい。横断幕や名前が書かれたパネルは、走っていても目に入るので力になる。」ということです。

3つ目は、選手たちの故郷を楽しめるように、スタート・ゴール地点の近くには、『駅伝ふるさと広場』が設置されます。各県人会が、物販や郷土料理を振舞われます。福井県は浜焼き鯖や水ようかん、福岡県は太宰府天満宮の参道で売られている梅ヶ枝餅などの地元の特産品を、広島で楽しめます。2021、22年は、新型コロナの影響で中止、23年に再開し、ふるさとひろばも設けられましたが、飲食はできませんでした。2024年は各県人会が、新型コロナウイルス禍で控えていた調理を伴う料理の販売を、4年ぶり復活さます。

また、能登半島地震で被災した石川県の県人会もブースを出します。名産の金箔を扱うグッズの販売や、義援金を募る予定をしているということです。県人会会長の杉本義守さんは、「離れていても故郷を思う気持ちを今回伝えたい。走ってくれることが、地元石川にとって、大きな力になる。」と話していました。故郷を代表して、走る駅伝ランナーたちの思いを、広島の沿道で見届けましょう。

【テレビ派 2024年1月16日放送】

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