インドネシアの国営電力PLNは16日、国内初の水素ステーションを首都ジャカルタ南部のスナヤン地区に設置すると発表した。ステーションの建設進捗(しんちょく)率は98%で、2月の開設を予定する。
ステーションはPLNの発電子会社PLNインドネシア・パワーが設置を手がける。PLNが国内21カ所に設置したグリーン水素製造プラントで生産した水素を、自家用車や公共交通機関、重機向けに供給する。当初は圧力150バールと300バールでの充塡(じゅうてん)が可能な設備を整備し、その後700バールにも対応する。
ステーションの開設日には、PLNの発電子会社PLNヌサンタラ・パワーが開発する水素自動車も披露する予定という。
ステーションの敷地内には、水素技術の研修・教育施設「水素センター・水素ギャラリールーム」も建設する。