【台湾】23年の訪日台湾人、前年13倍の420万人[観光]

日本政府観光局(JNTO)が17日発表した2023年12月の訪日台湾人は前年同月の約2.3倍となる39万9,500人だった。23年通年は前年の12.7倍となる420万2,400人だった。22年10月に日本と台湾で新型コロナウイルス感染症に伴う水際対策が緩和されたことを受けて急増した。

23年12月の訪日台湾人はコロナ感染がまん延する前の19年同月比で14.7%増えた。19年同月比での増加は4カ月連続。

JNTOによると、台湾は旅行代金の高騰、24年1月の総統選や春節(旧正月、今年は2月10日)に向けた旅行控えがあるものの、日本各地へのチャーター便を含む地方路線の増便・復便の影響もあり、訪日台湾人の増加につながった。

台北(桃園)—熊本線や台北(桃園)—中部線の増便などもあり、日本への直行便数は前年同月に比べて回復傾向にある。台北(桃園)—秋田間などではチャーター便が運航された。

23年通年の訪日台湾人は19年比で14.1%減となり、コロナ前の水準には届かなかった。

23年12月の訪日外国人は前年同月比99.5%増の273万4,000人。19年同月比では8.2%増だった。23年通年では前年の6.5倍となる2,506万6,100人。19年比では21.4%減少した。

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