2月4日に京都コンサートホール(京都市左京区)で開かれる「第48回京都ビッグ・バンド・フェスティバル」に出演する、山城地域の3小学校の合同バンドの練習会がこのほど、京都府宇治市五ケ庄の南部小学校で開かれた。児童たちは本番のステージに向けて熱心に練習に取り組んだ。
同小学校と富野小学校(城陽市)、東光小学校(精華町)が、技術向上だけでなく児童同士の交流にも役立てようと、新型コロナウイルス禍を経て5年ぶりに出演する。バンドは各校5、6年生の計約60人で構成し、「ブリリアント・マーチ」「風になりたい」「ロンドンデリーの歌」を披露する。
1月14日に行われた合同練習会は、この日が3回目。指揮者を務める南部小学校教員の尾崎雅規さん(44)が「メロディーは張り切って元気よく演奏を」「音楽がどういう風に流れているか、皆で聞きながらテンポに抑揚をつけて」などと、曲の雰囲気や展開を踏まえた演奏を心がけるよう指導した。児童たちは真剣な表情でそれぞれの楽器を奏で、一体感のある演奏を目指して、繰り返し練習した。
クラリネット担当の東光小学校6年の女子児童(12)は「普段は大人数で演奏する機会がなく、いろいろな楽器の音が聞こえて楽しい半面、合わせるのが難しい。本番は来て良かったと思ってもらえる演奏をしたい」と話した。