マリナーズが右腕ボースと1年契約を結ぶ 年俸125万ドルとの報道

日本時間1月18日、マリナーズはオリオールズからFAとなっていた右腕オースティン・ボースと1年間のメジャー契約を結んだことを発表した。米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者は、ボースの年俸が125万ドルであることを報じている。現在31歳のボースはシアトルに近いワシントン州レドモンド出身であり、マリナーズにとってはご当地選手ということになる。先発とリリーフの両方をこなせる投手であり、マリナーズ投手陣の層に厚みを加える存在となりそうだ。

ボースは2013年ドラフト5巡目指名でナショナルズに入団し、2018年にメジャーデビュー。短縮シーズンの2020年は先発ローテーションの一角を担って11試合に先発したが、2勝5敗、防御率6.34と思うような活躍ができず、翌2021年は自己最多の49試合(うち1先発)に登板したが、4勝1敗、7ホールド、防御率5.34と首脳陣の信頼を得るには至らなかった。

2022年途中にウエーバーでオリオールズへ移籍すると、22試合(うち17先発)に登板して5勝4敗、防御率3.04と意外な好投を披露。昨季はさらなる活躍が期待されたが、右ひじの不調もあって25試合の登板で1勝2敗、4ホールド、防御率5.19に終わり、9月にはDFAとなってマイナーに降格させられていた。メジャー通算では先発で39試合、リリーフで100試合に登板し、15勝14敗、12ホールド、防御率4.90を記録している。

マリナーズは今オフ、マルコ・ゴンザレスとロビー・レイの両先発左腕をトレードで放出しており、ある程度のイニング数をカバーできる投手の補強を必要としていた。レイとのトレードでアンソニー・ディスクラファーニを獲得しており、ボースはディスクラファーニとともに、チーム状況に応じて先発とリリーフを兼任することになるとみられる。先発4番手のブライス・ミラーと5番手のブライアン・ウーは昨季デビューしたばかりでシーズンを通してローテを守った経験がないため、ディスクラファーニとボースの存在はマリナーズにとって貴重な「保険」となる。

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