日光市で"天然氷"の切り出し始まる 氷1枚で200杯以上のかき氷に

 栃木県内各地で厳しい寒さとなった17日、日光市にある天然氷の蔵元「松月氷室」で今シーズンの切り出し作業が始まりました。

 作業は午前6時ごろから始まり、あたりの気温は氷点下4.1℃。

 厳しい寒さの中、県内外から集まった20人を超える有志たちが協力して電動ノコギリで池の氷を切り分けた後、冷凍庫に運び込んでいきました。

 松月氷室によりますと、今年(2024年)は暖冬や雨の影響で例年よりも氷が育つのが遅かったということですが、品質は良いということです。

 氷は1枚の重さが45キロほどで、200杯以上のかき氷が作れる計算です。

 作業は18日も行われ、2日間で約2600枚を切り出します。

 これからこの池には1月23日ごろからもう一度氷を張らせ、2月中旬にも同様の作業を行う予定です。

© 株式会社とちぎテレビ