東大和市 SNSアプリ決済で高校生に給付金を支給

東大和市は、SNSアプリの決済システムを使って高校生への給付金を支給することを明らかにしました。アプリを使うことで、事務作業の効率化と情報収集に役立てる考えです。

記者:「東大和市では、こちらのLINEのアプリで高校生が給付金を受け取ることができます」

東大和市は1月15日から物価高騰の影響を踏まえた市独自の支援として、LINEの決済サービスを使った、高校生への給付金の申請の受け付けを始めました。対象となるのは市内に住む2400人ほどの高校生で、1人に対して1万円分のポイントが付与されることになっています。

東大和市の担当者によりますと、LINEの決済サービスを使った高校生への給付金は都内では初めてだということです。アプリを使うことで、申請から送金にかける職員の作業の削減と時間の短縮につなげる狙いです。

担当者:「口座の確認をしたり決済をしたり、事務作業で早くても2週間くらい、1か月位かかってしまうので、ポイント付与ですと確認しなくていいので、即座にポイントが付与されるという風になります」

申請方法は、LINEで東大和市の公式アカウントを友達登録して、自宅に届くQRコードから申請する流れになっています。アプリを使った1万円の給付に東大和市の高校生は…

「うれしい。1万円が自分に入ってくるなら、お小遣いとかもらわなくても入ってくるし、いいかなあと」
「LINEはやっぱり便利。みんな使っているからいいなと思います」
「スマホ持っていない人もいるので、そういうことを考えると銀行とかの方がいいんじゃないかなと思います」

東大和市は今後、LINEを使って学校での悩みや課題などのアンケート調査を行い、若者への政策立案に役立てていく方針です。

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