安全、快適に車中泊を…埼玉で6カ所目の「RVパーク」行田に開設、20日から “あのタワー”が見える駐車場

20日から南側駐車場に開設される「RVパーク古代蓮の里」=15日、埼玉県行田市小針の古代蓮の里

 埼玉県行田市小針の古代蓮の里南側駐車場で20日から、キャンピングカーなどで車中泊が可能なスペース「RVパーク古代蓮の里」が開設される。市によると、RVパークは県内では6カ所目。市は「車中泊による新たな旅のスタイルが定着しつつあり、市が所有する公園の一部をRVパークとして活用することで、市の活性化を図る」としている。

 全国のRVパーク数は300カ所を超え、温泉施設や宿泊施設、道の駅、遊園地などのさまざまな施設で設置。県内では「メッツァRVパーク」(飯能市)や「RVパークヘリテイジ美の山」(皆野町)、「RVパークみどりの村」(秩父市)、「RVパークヘリテイジリゾート」(熊谷市)、「RVパークキャラバンパーク所沢」(所沢市)の5カ所が開設されている。

 RVパーク古代蓮の里は日本RV協会の認定を受けて、安全で快適な車中泊を提供する。利用台数は2台で、利用料金は1泊税込み3300円。チェックインは午後2時~同5時で、チェックアウトは午前11時。有料駐車スペースに家庭用電源ボックスを設置し、車中泊時の電源の利用も可能で、チェックイン時に電源ボックスの鍵を貸し出す。

 15日には報道向けの現地お披露目会が行われ、キャンピングカーやテーブルなどをモデル展示した。市都市計画課公園グループ主査の本間哲也さんは「古代蓮の里を拠点として、市内にある埼玉古墳群や忍城などを回遊してもらえれば」と話していた。

 申し込み・問い合わせは、古代蓮会館(電話048.559.0770)へ。

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