冬晴れ爽快 スキー学習日和 モヤヒルズ(青森市)

太陽の光が降り注ぐゲレンデでスキーの技術を学ぶ東北中学校の生徒たち=17日午前、青森市のモヤヒルズ

 17日の青森県内は、厳しい冷え込みから一転、高気圧に覆われ、湿った空気の影響で雨や雪の降る所はあったが気温は上昇。県内15地点で今年の最高気温を記録した。一時青空が広がった青森市のモヤヒルズでは、中学校などのスキー教室が開かれ、子どもたちがゲレンデでの滑りを楽しんだ。

 青森地方気象台によると、各地の最高気温は三沢と鯵ケ沢9.5度、むつと五所川原市市浦、外ケ浜町蟹田9.2度、弘前9.0度、大間と野辺地8.9度、八戸と五所川原8.6度、青森7.4度など。全域で3月上旬~4月上旬並みの暖かさだった。

 暖冬の影響で深刻な雪不足となっていたモヤヒルズは、16日までの降雪で状況が好転、17日から4本のリフト全ての運行を始めた。同日は東北町の東北中学校(角田正美校長)がスキー教室を開催。1、2年生計110人が参加し、時折顔を出す太陽の光を浴びながらターンのこつなどを学んでいた。

 1年生の漆戸咲良(さくら)さん(12)は「久しぶりに滑ったので大変だったけど、うまく曲がれると楽しい」と喜んでいた。

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