パリ五輪目指すトライアスロン内田選手 地元の滋賀・高島で後援会発足

後援会の発会式であいさつする内田選手(高島市今津町今津・今津サンブリッジホテル)

 滋賀県高島市出身のトライアスロン選手、内田弦大選手(26)=滋賀県スポーツ協会=を応援しようと地元関係者を中心に後援会が発足し、発会式が1月に同市内で行われた。

 内田選手は高島小から高島中、高島高出身の生粋の地元育ち。中学時には競泳の200メートル自由形で全国中学体育大会に、高校時には陸上の800メートルで全国高校総体に出場した。関西大時代にトライアスロンに出合い、昨年から英国のウェールズを拠点に練習に打ち込んでいる。昨秋の国体では成年男子で初優勝を果たし、今夏のパリ五輪出場を目指している。

 昨秋、国体の報告会で県トライアスロン協会の田島一成会長(61)と市トライアスロン協会の入江克之会長(46)が同席した際、地元から内田選手を応援しようと後援会「内田弦大サポートチーム」を立ち上げることになった。県議や市議らも発起人に名を連ね、高島経済会の川島達郎代表幹事(74)が後援会長に選出された。

 同市今津町のホテルで開催された発会式では、川島会長が「高島が世界で光り輝くチャンス。内田弦大選手に託し、われわれも共に走り抜きましょう」と激励。内田選手は滞在中の英国で相次いだトラブルについて紹介しながら、「トライアスロンをやってきて良かったと思える1年だった。結果を出して皆さんと一緒に笑いたいので、力を貸してください」と力強く語った。

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