玉城デニー知事「給水制限せざるを得ない状況も」 ダムの貯水率低下に危機感 節水への協力を呼びかけ【動画あり】

 沖縄県の玉城デニー知事は、18日午前の定例記者会見で、降雨が少なく県内ダム貯水率が低い現状に言及し、県民に改めて節水への協力を呼びかけた。貯水率がさらに低下した場合「給水制限せざるを得ない状況も想定される」と危機感を示した。県内11ダムの18日午前0時現在の貯水率は58%で、平年値を21.2ポイント下回っている。

 また、県企業局が管理する石川浄水場から西原浄水場へ水を流す導水管のうち、うるま市昆布の一部で発生した漏水事故の補修作業を18日に実施すると説明。作業に時間がかかれば工業用水や一般の水道が断水する可能性があることを念頭に「市町村や県民にはご迷惑をおかけして申し訳ない」と陳謝した。

節水を呼びかける玉城デニー知事=18日午前、那覇市・沖縄県庁
沖縄県内11ダムの貯水率

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