着工から9カ月が経過 山口市新本庁舎棟新築工事 開庁後、「総合窓口」も開設

 昨年4月の山口市新本庁舎棟新築工事の着工から、約9カ月が経過した。

 

 現在は、建物の基礎上部に、鉄骨の組み立てが進められている。昨年11月には、外観色と外装材も決定。鉄骨の組み立て完了後、外装工事へと進めば、いよいよ建物の形もはっきりしてくる。完成及び開庁は、2025年春の予定だ。

 

 新本庁舎では、住所異動や出生、死亡、婚姻といったライフイベントに関連するさまざまな手続きや各種証明書の発行を集約する「総合窓口」が開設される。同市本庁舎整備推進室は「より便利で快適な『書かない』『待たない』『回らない』ワンストップでの窓口サービスを提供できるよう準備を進める」としている。

 

 また、2期工事となる市民交流棟、新立体駐車場、広場の整備については、新本庁舎棟の開庁以後、順次進められる。

 

 そして、居心地が良く歩きたくなるまちなかを形成する「まちなかウォーカブル」とも連携しながら、周辺道路の歩行環境も整備。市役所広場との連続性に配慮したパークロードの改良と、早間田交差点の平面横断化に向けた検討を進め、山口駅通りまでの一体的な歩行者動線を確保し、特性の異なる亀山周辺と中心市街地との回遊性を向上させる予定だ。当該事業は昨年10月、県の「持続可能なまちづくり集中支援事業」の支援対象地区にも選ばれている。

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