経団連会長が万博会場視察 リング「各国連携の象徴」

2025年大阪・関西万博会場の木造巨大屋根「リング」を視察する経団連の十倉雅和会長(中央)=18日午前、大阪市の夢洲

 日本国際博覧会協会の会長を務める十倉雅和経団連会長は18日、大阪市の人工島・夢洲にある2025年大阪・関西万博会場を視察した。万博の象徴に位置付けられる木造巨大屋根「リング」に上り建設状況を確認し、記者団の取材に「各国の連携、連結を象徴している。万博のシンボルとしてふさわしいものに仕上げてほしい」と述べた。

 万博会場を巡っては整備費が当初想定の1.9倍に上る最大2350億円に膨張。リングは閉幕後に解体される予定で、野党から「(税金の)無駄遣い」と批判が出ている。この日は、デザインを担当した建築家の藤本壮介氏が同行し、リングは全体の半分程度が完成しているなどと説明した。

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