元候補生の男、鑑定留置終了 岐阜市の陸自小銃発射事件

 岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で昨年6月、隊員3人が自動小銃で撃たれ死傷した事件で、岐阜地検は18日、殺人容疑などで逮捕された元自衛官候補生の男(19)の鑑定留置が終了したと明らかにした。

 勾留期限の23日までに家裁送致され、その後少年審判が開かれる見通し。男は改正少年法の「特定少年」に当たり、家裁が検察官送致(逆送)を決め、検察が起訴すれば実名や顔写真の報道が可能になる。

 事件は昨年6月14日午前に発生。菊松安親1等陸曹(52)=特別昇任で陸曹長=が頭部などを、八代航佑3曹(25)=同2曹=が脇腹を撃たれ死亡、別の隊員(26)も重傷を負った。

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