2024年春の賃上げ8割近くの企業が実施 前年超えは約1割にとどまる 岡山

民間の信用調査会社・東京商工リサーチの調査で、岡山県の8割近くの企業が2024年春に賃上げする予定であることが分かりました。

この調査は、2023年12月1日~11日、企業を対象にインターネットでアンケート調査したもので、岡山県内の企業69社の回答を集計し、分析したものです。

2024年春の賃上げについては、「2023年と同程度」が46.4%と最も多く、「2023年を超えそう」が13.0%、「2023年を下回りそう」が20.3%、「賃上げできなさそう」が20.3%でした。

東京商工リサーチは「賃上げの機運は高まっているものの、高騰などで収益が圧迫され、更なる賃上げには踏み切れない企業が多い」と分析しています。

賃上げの原資の確保に必要なことについて、複数回答でたずねたところ、「既存製品・サービスの値上げ」が78.7%と最も多く、次いで「従業員教育による生産性向上」で56.0%となりました。
また「賃上げを実施した際の税制優遇の拡大(15.1%)」と、行政支援を求める声もあったということです。

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