万一の断水に備え那覇など9市町に飲料水の確保を呼びかけ 沖縄県、夕方以降に漏水事故の導水管を補修

 沖縄県の石川浄水場から西原浄水場へ水を流す導水管で発生した漏水事故の補修作業に伴い、那覇市など本島中南部の9市町で断水する恐れがあるとして、県企業局が住民に、ペットボトル飲料水の確保やバスタブへの貯水など、事前に生活用水を確保するよう求めている。さらなる節水への協力も呼びかけている。

 断水の恐れがあるのは那覇市のほか、浦添市、豊見城市、糸満市、与那原町、西原町、南城市、南風原町、八重瀬町。

 企業局は17日に一部の送水を止めて修繕したが、復旧できなかった。18日夕方ごろから工事を再開する予定で、完了までに24時間以上かかる見通し。

 現在、貯水池の水位を上げて水の確保に努めている。工事中は西原浄水場の処理能力が半減する時間があり、石川や北谷浄水場からの応援送水をする。工事終了前に使用水量が処理能力を上回った場合に断水する可能性があるという。

(資料写真)水道

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