同僚女性の首絞め殺害 殺人などの罪に問われた男のやり直し裁判 高裁が一審の無期懲役の判決支持し控訴棄却

6年前、愛媛県今治市で同僚の女性を殺害したとして、殺人などの罪に問われている男のやり直しの裁判で、高松高裁は18日、一審の無期懲役の判決を支持し、男の控訴を棄却しました。

判決を受けた元トラック運転手の西原崇被告は、2018年2月、今治市内の配送先で同僚の女性の首を絞めて殺害したなどとして、殺人と強制わいせつ致死の罪に問われています。

この裁判を巡っては、2018年に松山地裁が強制わいせつ致死は成立しないとして懲役19年の判決を言い渡していましたが、事実の認定に誤りがあるとして高松高裁が審理のやり直しを命じていました。

そして去年3月、やり直しの裁判で松山地裁は「強制わいせつ致死は成立する」として無期懲役の判決を言い渡したのに対し、西原被告はこれを不服として控訴していました。

18日に高松高裁で開かれた控訴審の判決公判で、佐藤正信裁判長は「松山地裁の判決に不合理なところはない」として無期懲役の一審判決を支持し、被告側の控訴を棄却しました。

西原被告の弁護人は「上告するかどうかは本人の判断に任せる」とコメントしています。

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