宮城県産米 暑さに対応した米作りで品質低下を防ぐ

質の高い宮城県産米の生産に向けた会議が開催され、暑さに対応した米づくりに力を入れることが確認されました。

県やJAなど関係者による会議が開かれ、冒頭で猛暑に見舞われた前年の作柄について報告されました。

夏の気温が高く日照の多い日が続いたことで、収量は例年よりやや多かった一方、栄養分が行き渡らず米が白く濁るなどの高温障害が多く発生しました。

温暖化による品質の低下を軽減するため、高温に対応した米づくりを重点的に進めることを決めました。

具体的には、ひとめぼれより比較的高温に強いつや姫などの栽培を拡大するほか、種まきや田植えの時期を遅らせるということです。

県農政部斎藤裕副部長「予測不可能なくらいの高温の状況が続いて、全国的に品質が落ち込んだというところがございますので、県としても先手を打って関係機関の皆様と連携しておいしい売れる米作りを進めてまいりたい」

県はこのほか、高温に強い品種の早期開発を目指すとしています。

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