愁いを湛えた美人を独特な筆づかいで描いた画家・竹久夢二の著書を集めた展示が、奈良大学図書館で開かれています。
大正時代を代表する画家・竹久夢二は2024年生誕140年、没後90年にあたります。
奈良大学は元都ホテル社長の故・福持通さんより夢二の著書52点の寄贈を受け、会場にはそのうちの38点が展示されています。
中でも「夢二画集」は、雑誌のコマ絵作家だった夢二を人気作家に押し上げたことで知られます。
この他にも童謡集やスケッチなどもあり、表紙に描かれた夢二ならではの美人画が目を引く楽譜には、自身が作詞を手がけた歌も掲載されており、多彩な才能がうかがえます。
竹久夢二著作展は22日まで奈良大学図書館で開かれています。