帝塚山大学 西山厚さん 瑞宝双光章受章記念講演会 

2023年秋の叙勲で瑞宝双光章を受章した西山厚さんの受章記念講演が18日、帝塚山大学で開かれました。

西山厚さんは、奈良国立博物館で学芸部長などを歴任し、現在は帝塚山大学の客員教授を務めています。

記念講演で西山さんは「大仏さまと子どもたち」をテーマに、長年仏教文化を研究しながら子どもたちに奈良の歴史文化を伝えてきた活動について話しました。

その中で、子どもたちに東大寺の大仏の「お身拭い」を説明した時のやりとりを振り返り・・・。

「(大仏さまの)頭のてっぺんが「パカっ」と開くこれ「パカっと」が結構重要なんです。「頭のてっぺんが開く」ではややつまらない。

西山さんは、子どもたちに伝えるための資料をもとに、大仏には戦乱により一時木製の仮の頭が付いていたことや、復興への努力などについて解説しその分かりやすい話が受講者の関心を集めていました。

© 奈良テレビ放送株式会社