震災遺構門脇小学校の展示物が図録に 震災の記憶をつなぐ 宮城・石巻市

東日本大震災の記憶をつなごうと、宮城県石巻市は震災遺構門脇小学校の展示物をまとめた図録を制作し18日から販売を始めました。

石巻市が2023年9月から制作してきた図録は、68ページあります。津波火災の爪痕が残る教室や階段の写真、避難の教訓や命の大切さを伝えたメッセージなど、館内の展示物を紹介しています。

門脇小学校では、20224月から一般公開が始まっていて、来館者から「展示物を冊子として持ち帰りたい」という声が多く寄せられたことが制作のきっかけでした。

石巻市震災伝承推進室高橋広子学芸員「世代を問わず多くの方に手に取っていただき、震災がもたらした学びが何だったのかということ。新たにこの本を開くことで、考えていただくきっかけになれば良い」

図録は1冊1500円で、門脇小学校のほか石巻市役所などで販売されています。

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