「身も心も頭も、全て野球人」　殿堂入り谷村さん家族が思い出

　野球殿堂入りした元審判員の故谷村友一さんは、プロ野球歴代17位の通算3026試合に出場。一昨年夏に94歳で亡くなった。18日の記者会見には家族が出席し、孫の米井林太郎さんは「家族の前でも自分のことを得意げに話すことはなかった。そういう祖父だから、審判の職を天職にできたのだと思う」と語った。

　プロの世界に入る前は高校野球の審判員も務め、引退後は後輩の指導に尽力。娘の松村和佳子さんは「身も心も頭も、全て野球人でした。心から野球を愛した生涯でした」と故人を懐かしんだ。