鼻の下にスプーンを置き、呼吸のタイミングで水分や食事を取らせる虐待行為 40代看護師「最善尽くしたつもりだった」

愛知県岡崎市で、看護師が鼻から食事をとらせる虐待が発覚しました。

虐待の認定を受けたのは、岡崎市の「愛知県三河青い鳥医療療育センター」です。

この施設ではおととし5月ごろから11月ごろにかけて複数回、40代の女性看護師が食事をうまく飲み込めない40代の女性利用者に対し、鼻の下にスプーンを置き呼吸のタイミングで水分やとろみのある食べ物が体内に入るようにしていたということです。

利用者に健康被害はありませんでした。

おととし11月に他の職員へのヒアリングで発覚し、去年6月に市が利用者3人に対する虐待を認定しました。

女性看護師は第三者の検証委員会の聞き取りに対し「本人のために最善を尽くしたつもりだった」と話しているということです。

施設は職員の研修などで再発を防ぐ方針です。

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