「元気で卵をいっぱい産んで」小学生がイセエビを放流 漁獲量の回復願い=静岡・下田市

伊豆半島南部では、高級海産物の不漁が続いていますが、静岡県下田市では地元の小学生が1月18日、イセエビの放流を行い、漁獲量の回復を願いました。

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下田湾の福浦岸壁でイセエビの放流体験をしたのは、浜崎小学校の約40人の子どもたちです。これは下田港の津波対策の工事をしている建設会社が企画した体験会で、子どもたちは地元の漁業について説明を受けた後、体長15センチほどのイセエビ約50キロ分を岸壁から海に放しました。

<3年生>
Q触ってみて、どうだった?
「ゴツゴツしていました。元気で健康で、卵をいっぱい産んでほしいです」

<伊豆漁協 長谷川一夫専務理事>
「ずっと一生、この海に携わっていく子どもたちですからね。海が大事だよ、ということを分かってくれればいいと思います」

黒潮大蛇行に伴う海水温上昇などの影響で、伊豆半島南部のイセエビの漁獲量は減少傾向が続いているため、漁協などは資源回復のための取り組みを続けるということです。

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