IOC、パリ五輪安全に「自信」 治安懸念も警備態勢を強調

パリ五輪開会式の運営テストで、パリ中心部のセーヌ川を進む船団=2023年7月(共同)

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のアダムス広報部長は18日、韓国の江陵での理事会後にオンラインで記者会見し、テロの危険性など治安が懸念されている今夏のパリ五輪について「地元当局により、大会の安全が確保されると大きな自信を持っている」と語った。

 デュビ五輪統括部長はセーヌ川で行われる7月26日の開会式の日は約4万5千人の警察、警備担当者が目を光らせ、その後の五輪期間中は約3万5千人が警備に従事する態勢を強調し「素晴らしい努力だ」と語った。

 開会式を巡っては昨年12月にフランスのマクロン大統領がテロの危機に備えた代替案があることを認めるなど、懸念が広がっている。

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