LGBTの若者 仮想空間で交流 25日から「にじーず」

 LGBT(性的少数者)の若者が、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用して匿名で交流する「バーチャルにじーず」が25日からスタートする。運用する一般社団法人にじーず(横浜市)は、気軽にぜひ参加してほしいと呼びかけている。

 パソコンやスマートフォンから参加し、アバター(分身)を選んで音声や文字で会話したり、ゲームで遊んだりする。対象は13~23歳。初めての場合はオンラインでスタッフと面談。年齢を確認し、ルールの説明を受ける。

 交流の場は岡山大の長谷井嬢准教授(整形外科)が提案し、構築した。初回は25日午後8時~9時半で、出入り自由。2回目は2月22日を予定する。

 にじーずのホームページから利用登録する。遠藤まめた代表は「当事者は家庭や学校で悩みを打ち明けることが難しいケースが少なくない。同世代の当事者と自由に交流でき、全国どこからでも参加できます」と話している。

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