日立一高付中入試 面接で回答聞かず 2人再度実施 茨城

茨城県庁=水戸市笠原町

茨城県教育委員会は18日、6日に行った県立日立一高付属中の入学選抜検査の集団面接で、受験者2人に対して質問への回答を聞かないまま終了していたと発表した。2人は別の日に面接をやり直した。受験者の合否に影響はないとしている。

高校教育課によると、集団面接は受験者5人ずつのグループで行われた。一つの質問に対し、5人全員から答えを聞くべきところ、担当者が2人からは聞かないまま終了した。後で2人分の回答がないことに気付いた。2人は同じグループだった。

原因について同課は「受験者に対し、面接官がランダムに回答を求めた結果、全員が発言したと勘違いしてしまった」と説明した。

同校は6日、県教委に報告。7日に2人の保護者に説明し、改めて8日に面接した。定員80人に204人が受験していた。

入学者選抜は県立高付属中・中等教育学校計13校で実施。200点満点の「適性検査」以外に、面接と調査書を得点化して合否を判断する。

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