音楽と届ける宮沢賢治の世界 秋田の劇団わらび座、花巻で公演

ポスターを手に来場を呼びかける市賢治まちづくり課の職員

 花巻市は28日、同市若葉町の市文化会館で宮沢賢治創造芸術公演を開く。新型コロナウイルス禍で公演が中止された劇団わらび座(秋田県仙北市)を招き、特別仕様のミュージカルを上演する。

 「賢治さんの贈り物」と題し、第1部は「銀河鉄道の夜」など3作品を原作とした特別編成のガラコンサートを予定。第2部はミュージカル「セロ弾きのゴーシュ」を披露する。本県出身のキャストも出演する。

 同劇団は長年、賢治の童話や東北の歴史、文化を題材とした演劇活動を行う。2020年に賢治に関する実践的な活動を評価するイーハトーブ賞を受け、21年に記念公演を予定していたが中止となっていた。

 午後2時開演。前売り券は一般3500円、小中高生2千円で当日はともに300円増し。未就学児は観覧不可。問い合わせは市賢治まちづくり課(0198.41.3591)へ。

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