ネイマール移籍スキャンダル、330億円が非課税!? フランス内相ら関与の疑い

2017年、バルセロナからパリSGへ移籍した際に…。

サウジアラビア1部アル・ヒラルに所属するブラジル代表FWネイマール(Neymar)が2017年、スペイン1部FCバルセロナからフランス1部パリ・サンジェルマンへ移籍する際、その移籍金などがフランス内務大臣らの意向により非課税になった疑いが浮上。フランスをはじめヨーロッパ中で注視されるスキャンダルになっている。

フランスの調査メディア『メディアパート』がこのほど報じたもの。バルサからパリSGに移籍する際、移籍金は2億2200万ユーロ(約357億円)が支払われたとされる。本来40パーセントにあたる8800万ユーロ(約141億円)が課税対象だった。

しかし、『ユーロニュース』によると、ジェラルド・ダルマナン内務大臣、税務局長だったジェローム・フルネル氏らの口利きで“強制課税”を逃れたというのだ。つまり、パリSGは多額の税金を支払ずに済んだことが問題視されている。

そして1月15日には警察当局が経済・財務省の本部を家宅捜査したというのだ。ただし、これまで名前の挙がっている人物はこれまでのところ起訴されていない。『ユーロ・ニュース』は、フランス国内の情報筋の話として、エマニュエル・マクロン大統領もこの件を把握していた、さらには推奨していた可能性があると伝えていて、そもそも彼らに責任があったのか、そして汚職につながるのか……行方が注目されている。

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ネイマールは2023-24シーズン、パリSGからアル・ヒラルへ完全移籍。移籍金は9000万ユーロ(約145億円)と言われる。負傷により、これまでリーグ3試合、AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2試合の計5試合の出場にとどまっている。

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